川場村 蒸気機関車 D51561 

no17 煙突からの通風確認。


 煙突からの通風確認。
 煙突を覗き込むと、真下に吐出管という装置
が見えます。
 動画のno13ではドラム缶の下あたりに吐出
管はあります。
 その装置の役割は、煙室に溜まる煙を下から
煙突に向かって蒸気(このD51の場合は圧縮空
気)を勢いよく噴出すことによって強制的に上昇
する空気の流れをつくり煙突から煙を出すこと
です。
 空気が無理やりに出されるということは、スト
ローの原理と同じで、密閉されたボイラー室の後
方にある火室(石炭を燃やす場所)の下にある
火格子(ひごうし)から新鮮な空気が入り込み、
石炭を燃えやすくするという役割を持っています。
 D51おじさんの話では・・・現役時代の機関士
さんはこのようにタンクの上に登ることは、まず
なかったそうです。
 基本的には、整備士の方の作業範囲だった
とのことです。
 となると、この風景はとても貴重なシーンだった
ではないかと思いますが・・・
 ここではD51おじさんが何でもしないといけな
ので時々見る光景です。


トップへ
トップへ
戻る
戻る


蒸気機関車は夢を乗せて走る乗り物。