煙突からの通風確認。
煙突を覗き込むと、真下に吐出管という装置
が見えます。
動画のno13ではドラム缶の下あたりに吐出
管はあります。
その装置の役割は、煙室に溜まる煙を下から
煙突に向かって蒸気(このD51の場合は圧縮空
気)を勢いよく噴出すことによって強制的に上昇
する空気の流れをつくり煙突から煙を出すこと
です。
空気が無理やりに出されるということは、スト
ローの原理と同じで、密閉されたボイラー室の後
方にある火室(石炭を燃やす場所)の下にある
火格子(ひごうし)から新鮮な空気が入り込み、
石炭を燃えやすくするという役割を持っています。
D51おじさんの話では・・・現役時代の機関士
さんはこのようにタンクの上に登ることは、まず
なかったそうです。
基本的には、整備士の方の作業範囲だった
とのことです。
となると、この風景はとても貴重なシーンだった
ではないかと思いますが・・・
ここではD51おじさんが何でもしないといけな
ので時々見る光景です。
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